和名:胡瓜( きゅうり ) 別名:からすうり、つばうり
分類:ウリ科キュウリ属
英名:Cucumber 学名:Cucumis sativus
原産地:インド、ヒマラヤ山麓
きゅうり-品種や種類
白イボ系、黒イボ系があり日本で流通しているのは白イボ系(緑色で皮が薄く歯切れがよい)
【夏すずみ】:タキイ種苗㈱の登録商標。べと病・うどん粉病に強い耐病性があり高温乾燥が続く夏の栽培が安定。秀品率が高い。果長21~22cm。わき芽と雌花は7節まで除去する。
【VR夏すずみ】:「夏すずみ」の作りやすさがアップしたタイプ。べと病・うどん粉病に強い耐病性があり、ウイルス病(特にZYMV)に中程度の耐病性がある。高温乾燥が続く夏の栽培が安定し秀品率が高い。果長21~22cm。わき芽と雌花は7節まで除去する。
【Vアーチ】:べと病・うどん粉病・ウイルス病(ZYMV)・褐斑病に耐病性がある。猛暑にも強く秀品率が高い。果長21~22cm。わき芽と雌花は7節まで除去する。小葉で立性のため管理作業が容易
※ZYMV=ズッキーニ黄斑モザイクウイルスの略
きゅうり-プランター栽培
・肥料切れ、水切れを起こさないようにする
・収穫した下の葉は適宜つみとり風通しを良くする
・わき芽欠きや最初の5~7節までの雌花は株を大きくするため確実に除去
きゅうり-育て方
温暖地(中間地)を基準にしています
きゅうり-種から栽培を始める場合
春まき:3月中旬~4月中旬 秋まき:6月下旬~7月下旬
発芽適温:25~30℃ 発芽まで約7日 9cmポットに3粒ずつ種蒔き 深さ1cm
生育適温:18~25℃ 発芽から収穫まで約60日 開花から約7日が収穫適期
本葉が出はじめたら1本に間引き、本葉3~4枚ほどで定植
※ホームセンター等で苗を販売しています。数株しか植えない時や種からの栽培が難しい時は苗から栽培していきましょう。
きゅうり-苗の定植
株間:約50cm
本葉3~4枚ほどで定植
※接木苗を定植するときは接木が土から出ているように(埋めない!)定植。土台となる接木から葉が生えてきたら必ずつみとる
定植したら仮支柱を立て支える。ネットなどを立ててきゅうりが成長しやすいように誘引していく
きゅうり-摘花・摘葉・わき芽欠き
5~7節までは雌花(きゅうりの小さいのがついている)、わき芽をすべて摘む
親づるはネットなどの一番上まで行ったら摘芯。下のわき芽から子づるが出てくるので2個雌花が付いた先の葉2枚を残して摘心する
黄色くなった葉や食害された葉、大きく古くなった葉などは適度につむ(摘みすぎると元気がなくなるので適度にしておく)
きゅうり-支柱立て
定植の時に仮支柱(割りばし等でも可)
支柱を立てるか、ネットを設置して誘引していく
きゅうり-追肥
定植後2週間で追肥
以後、2~3週間ごとに追肥を施す
人工授粉について:虫や風で自然受粉してくれるので必要ありません
きゅうり-収穫
開花後約7日が収穫適期 約20cm(品種によります)になったらハサミ等で収穫
最初の2~3果は小さいうちに収穫し株を大きくする
すぐに大きくなるのでタイミングを逃さないように収穫していく
コンパニオンプランツ(混植)・後作(あとさく)おすすめ
混植:バジル、パセリ、シソ、にんにく、ニラ、ネギ、レタス、など
後作:ほうれん草、たまねぎ、にんにくなど
※ネギと混植するときは根が絡むように植え付ける
混植:ナス科(トマト、ナス)、トウモロコシ、じゃがいもなどは×
後作:ウリ科(スイカ、メロン、ズッキーニ、カボチャ)、大根、にんじんなどは×
連作障害・害虫・病気
連作障害あり:2~3年間隔をあける
害虫:ウリハムシ、アザミウマ、ウリキンウワバ、ハダニなど
病気:うどん粉病など
おすすめの食べ方
サラダ、浅漬けなど
・スライスし軽く塩もみで水気を出し、ちりめんじゃこ、わかめなどと和えポン酢を少々。ごまなども加えるとさらにおいしい
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