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園芸用語集-家庭菜園でよく使う用語

園芸用語集

よく聞く、よくわからない園芸用語を-園芸用語集-としてまとめてみました。

園芸用語集-気候区分

家庭菜園やガーデニングをする時の地域のおよその目安 寒地・寒冷地・温暖地・暖地で分けられます

※地域といっても種苗メーカーによって違っています。標高や気候・環境の違いがあることから、このサイトではおよその目安として分けさせていただきます。栽培される場所によってご判断ください。 

寒地:北海道 

寒冷地:北海道・青森・岩手・秋田・山形、長野など

温暖地:宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、奈良、鳥取、島根など

暖地:千葉、東京、神奈川、石川、福井、山梨、岐阜、静岡、愛知、三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島など

※沖縄は海洋の影響を強く受けるので亜熱帯海洋性気候(高温多湿が特徴)

寒地(かんち)・寒冷地(かんれいち)

寒地:年間平均気温:9℃以下

寒冷地:年間平均気温:9℃~12℃ 冬の寒さの厳しい地域、冷涼地とも呼ばれることがある。

温暖地(おんだんち)・暖地(だんち)

温暖地:年間平均気温:12℃~15℃ 寒冷地と暖地の中間の場所。ガーデニング的には霜は降りるがマイナス5℃以下の強い霜はめったにない場所。中間地ともいわれます

暖地:年間平均気温:15℃~18℃ 霜の降りない地域

園芸用語集-栽培方法

促成栽培(そくせいさいばい)

ビニールハウスや温室などを使用し、温度管理・日の長さ調整等を行い、収穫時期を早くしたり長くしたりする方法。

園芸用語集-生育障害や病気など

連作障害(れんさくしょうがい)

連作障害とは、同じ作物(同じ科の作物)を同じ土壌で連続して栽培することで起こりやすい生育障害。「いやち」ともよばれる

主な種類:土壌病害、線虫害、生理障害

土壌病害(どじょうびょうがい)

続けて栽培することで発生が多くなる障害。有効な薬剤は少なく防除が難しい連作障害の大きな原因。作物に寄生して病気をおこす特定の病原が繁殖し土壌に残り、同じ作物が栽培されることでふたたび寄生し病原体の密度が高まるため起こる

萎凋(いちょう)病、つる割(つるわれ)病、立枯(たちがれ)病、根腐(ねぐされ)病、黄化(おうか)病、青枯(あおがれ)病、軟腐(なんぷ)病など

線虫害(せんちゅうがい)

植物感染性線虫による被害のこと。線虫は植物の根に寄生し増殖のために根にコブを作ります。コブが出来た植物は根から十分な水分や栄養を吸収できず生育不良になったり、枯れてしまったりする

【線虫対策】同じ場所で同じ科の連作を避ける。対抗植物としてマリーゴールドを栽培する(花が咲き終わったら刻んですきこみ緑肥に)

生理障害(せいりしょうがい)

病気でも害虫被害でもない野菜の不調。養分や水分の過不足などの生理的問題から起きる植物の障害

ボトニング

低温や肥料切れでみられる症状。株が生長する前に寒さにあたり花芽分化をするとおこりやすく、葉の枚数が足りないため花蕾が大きくならず小さい状態で止まる。生育時期を守ることである程度回避できる。

ブロッコリーやカリフラワーなどでみられる。

リーフィー

花蕾の中に小さな葉っぱがあらわれる症状。肥料過多や肥料不足でおこり、花芽分化後の高温、チッソ過多も関係する。

ブロッコリーやカリフラワーなどでみられる。

園芸用語集-共栄作物(コンパニオンプランツ)

共栄作物(きょうえいさくもつ)、共存作物(きょうそんさくもつ)とも呼ばれ、近くに植えることで良い影響をもたらす植物のこと。混植(こんしょく)とも呼ばれる

病気の予防

ネギ科の野菜(ネギ、ニラなど):根に共生する微生物が抗生物質を出し病原菌を減らす。

【ネギ】相性が良いのは カボチャ、キュウリ、スイカ、メロンなど

【ニラ】相性が良いのは 小松菜、チンゲンサイ、水菜、トマト、ナス、ピーマンなど

害虫忌避(がいちゅうきひ)

セリ科(セロリ、にんじんなど)、シソ科(バジル、ローズマリーなど)、キク科(春菊、マリーゴールド、リーフレタスなど)、ナス科(トウガラシ)、ニンニクなど強い香りを持つ野菜を近くに植えると、それを嫌う害虫が近づきにくくなる。

【セロリ】相性が良いのは トマト、キャベツなど

【にんじん】相性が良いのは カブ、ダイコン、ラディッシュ、リーフレタス、ニラ、ネギなど

【バジル】相性が良いのは アブラナ科(ダイコン、カブなど)、ナス科(トマト、ナス、ピーマンなど)

【ローズマリー】相性が良いのは キャベツ、トマト、にんじん

【春菊】相性が良いのは アブラナ科(キャベツ、チンゲンサイ、コマツナ、カブ、ミズナ、ブロッコリー、カリフラワーなど)

マリーゴールド】相性が良いのは アブラナ科(ダイコン、カブなど)、ナス科(トマト、ナス、ピーマンなど)

【リーフレタス】相性が良いのは アブラナ科(小松菜、キャベツ、カブなど)、マメ科(枝豆、インゲンマメ)、セリ科(にんじん)

【トウガラシ】相性が良いのは ネギ、枝豆、リーフレタス、バジル、シソ、マリーゴールド

【にんにく】相性が良いのは いちご、きゅうり、オクラ、ナス、トマト、ブロッコリー ※ナスときゅうりの混植の相性が悪いので気をつけましょう

生長促進

【マメ科の植物(エンドウ、大豆、クローバーなど)】根粒菌と共生し植物の成長に欠かせないチッソ(N)を空気中から取込、植物が使用できるように変換(窒素固定)ができる。そのため土が豊かになり生長を促進するようです。

マメ科は特にナス科と相性が良い。逆にコンパニオンプランツとして良く登場するニンニクとマメ科は相性が良くありません

園芸用語集

園芸用語集-育苗関係

ランナー

いちごの株から生えてくるつるをランナーと呼び、このランナーのの先に子株ができ発根して苗にします。

ロゼット

地表に密着し越冬する際の状態、家庭菜園でのロゼットはいちごで見られる。

道具

セルトレイ

発芽・育苗(いくびょう)用のトレイ。小さなポットがたくさん連結したもので発芽・育苗の管理がしやすく花や葉の大半に使用できる。ただし、根菜には不向き

園芸用語集-栽培期間の指標

積算温度(せきさんおんど)

積算温度とは成長予測・収穫時期の目安・成熟の目安などに用いる指標で

1日毎の平均気温【(最高気温+最低気温)÷2】を日々足していき作物それぞれの積算温度に到達することで収穫等の目安とする(例:ミニトマト 開花後1,000~1,100℃)

※作物それぞれの基準温度以下の時は計算にいれない

早晩性(そうばんせい)

作物・品種ごとの収穫期になるまでの栽培期間の相対指標

極早生、早生、中生、晩生、極晩生

早生(わせ、そうせい)

作物の収穫時期になるのが中生より早い品種。極早生よりも収穫時期の遅いもの

中生(なかて、ちゅうせい)

作物の収穫時期となるのが早生より遅く晩生よりも早い品種

晩生(おくて、ばんせい)

作物の収穫時期となるのが遅い品種

園芸用語集-季節の用語

状態

トウ立ち

トウとは、花を咲かせる茎の意味。トウ立ちとは花芽がつき花茎が伸びた状態のことで、抽台(ちゅうだい)とも呼ばれる。

遅霜(おそじも)

気候が暖かくなってから降りる霜。春から夏にかけて発生し農作物をダメにする。

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